近年、日本へ留学するベトナム学生は次第に多くなっています。日本学生支援機構(JASSO)が発表した2015年度外国人留学生在籍状況調査結果によると、2015年5月時点での日本におけるベトナム人留学生数は38,882人で、前年から1万2千人増加しました。ベトナム人留学生は、留学生全体の18.7%を占めており、出身国別では中国に次ぐ第2位にランクインしています。どうしてベトナムの学生は留学先に、日本を選ぶのでしょうか?
日本はベトナムにとっては、治安の安定した経済大国です。経済的に潤っている日本で勉強しながら、「良い仕事を見つけて自立したい」と考えて、日本へ留学する人が多いのです。
日本の教育水準や制度は充実していますが、勉強をするにも仕事をするにも、必要最低限の日本語が要求されます。しかし、ベトナム人留学生の多くは日本語をほとんど話せないまま日本に来ることが多いのが現状です。日本語が出来ないと良い仕事を見つけることは難しく、日本でのアルバイトが次第に本業になってしまい、道を誤ってしまう人も少なくありません。
株式会社Kizunaでは、留学前にある程度の日本語会話能力を身につけるべきと考えています。ベトナム法人「MTS KIZUNA」で最低でも日本語を「N4〜N5」まで教え、日本生活の具体的なアドバイスを行なっています(履歴書の書き方やゴミの分別方法など)。また日本に来てからも、勉強と両立できるような最適なアルバイトを紹介したり、住むところを提供したり、学生のことをトータルでサポートしています。留学生たちに日本で様々なことを学んでもらって、ベトナムの未来の発展を担って欲しい、というのが私たちの願いです。